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結論にかえて

世界の墓地を訪れると、その国の、その時々の精神生活の度合いがよくわかります。
墓は精神文化のバロメーターとも云えます。
残念ながら日本の墓文化は、欧米に比べると、プァーだという感慨を禁じ得ません。
日本は市民としてのアイデンティティの確立が遅れたためでしょう。

その日本も家制度が崩壊し、個人尊重、個性尊重を唱える時代となり、加えて長寿社会が到来しました。

墓文化を作る背景にあるものは「生死観」です。
心豊かな老後を過ごす人々は、死後を考えるゆとりを持ち、亡くなった人に対する配慮としてではなく、自分の死後の始末を真剣に考えるようになりました。
それらの人々は習慣に従うのではなく、「自分にとってのお墓とは何か」を考え始めているのです。

そこから墓無用という人、自然葬を望む人、自分好みの自分らしいオリジナルな墓石を建てたい、という人が出てきた訳であり、日本の墓文化は、今後大きく変わっていくことが予測されます。

したがって消費者にとっての「お墓とは何か」という真剣な問いに答えることなく、余りにも形式的で、量産的で月並みな墓石しか提供しなければ、人々は首をかしげ、墓石離れ、ひいては寺院離れへの傾向を強めるに違いありません。

墓石業界は墓の本質を考えずに、物質としてのお墓を供給してきた、といったら言い過ぎでしょうか。
お墓はモノではありません。死や死後に不安を残さない安心媒体としての墓、心の福祉を提供しなければなりません。

それらのことは墓石業界のみならず、寺院と一体となって考えるべきことが二つあります。

ひとつは、仏教徒でありながら、仏教についてほとんど知らない人がどんどん増えています。
これらの人々に「死者に対する敬意」「祖先尊重」という人間としての基本的なコンセプトをもう一度思い起こしてもらう努力をすること。

そしてもうひとつは、「自分の墓」を求める人々に対して、夢のある、個性のある墓づくりの解答を準備することでしょう。

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プロフィール

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名称
清流寺霊園
住所
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宗教法人 清流寺
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