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これからの墓づくり

明治憲法以来の家制度が崩壊し、家に縛られていた人々が解放され、一族の先祖代々のお墓が一家族一墓地、夫婦単位、一個人一墓地への傾向を進ませています。

一方、長寿社会が到来し、経済大国が誕生しました。
平均寿命が延びたということは、死と向かい合う時間が長くなったことを意味します。

生きることにあくせくすることなく、長い老後を心豊かに過ごす人々が増えてきた訳です。
経済的、精神的にゆとりができた人々は、自分の死後について考えるようになり、安心立命への希求の高まりと共に、寿陵(生前墓)が急増しています。

永六輔氏の『大往生』がベストセラーになり、『死ぬための生き方』と題した本が多く読まれています。
20年前では考えられなかったことです。

「死」が、タブーでなくなり、直視する傾向が高まってきているということなのでしょう。

今までのお墓と寿陵のお墓の根本的な違いは、前者が遺族で建てるお墓なのに対し、後者は本人が建てるお墓だということになります。

遺族が泣く泣く建てる悲しい墓づくりから、自分の死後の住まいづくりとしての、楽しい墓づくりの時代になったとも言えます。

故人は何も文句は言いませんが、自分の死後の住まいづくりとなれば、様々な要求が出て当然です。
元来、墓石は仏塔でありました。
従って棹石には戒名が彫られ、その上部には仏を表す〇(円)が浮き彫りにされ、仏像や梵字が刻まれていました。
ところが時代の移り変わりと共に、戒名の代わりに「先祖代々之墓」「〇〇家之墓」が彫られるようになり、仏を表す円の代わりに家紋が彫られるようになりました。
この時点で墓石は仏塔としての意義を失った訳です。
従って、墓石がどんな形で建立されても不思議はありません。

しかしお墓は特殊商品であり、施主が保守的な高齢者ということもあって、これまではどんなに個性的に生きた人でも、死ねば没個性、皆同じ画一的なお墓に葬られてきました。

ところが戦後70年を迎え、お墓を建てる当事者が戦後世代になってきます。
これらの人々は、どちらかというと没個性、人と違ったことや目立つことを好まなかった保守的思想とは反対に、個性尊重を唱える人々です。
加えて、心の豊かさ、生活のゆとりの証しとして、寿陵のお墓づくりが増えることは間違いない訳ですから、自分好みの自分らしい墓づくりが増加してゆくことでしょう。

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プロフィール

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名称
清流寺霊園
住所
佐賀市三瀬村杠(ユズリハ)1663-1
管理
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石材センター永善 福岡事務所
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